右左折はシャドーボクシングで!?

「右左折はシャドーボクシングで!?」

 自動車の右左折は対向車・横断者などの他の交通を一時的に遮り、また自分の視界も大きく変化するので、十分な注意が必要です。ご承知のことですが、右左折のときに注意する他者は、基本的に次のようなものと思います。

 ①対向車(右折時斜め右前方)、②横断歩道の歩行者・自転車(左右斜め前方~斜め後方)、③交差車両、④それ以外あらゆる方向(!)。

 私が歩いているときに交差点の横断待ちで右左折車のドライバーを観察すると、年齢にかかわらずほとんどの人は自分の進行方向だけを注視しているように見受けられます。右左折時の周囲他者確認は、引続き励行しましょう。

 ところで、上の②の横断歩道の歩行者・自転車は、自車の「Aピラー(フロントガラス左右端の柱)」の死角に入ってしまう場合があります。

 「いや、自分は必ず首を左右に『振って』確認しているから大丈夫」という方も多いと思いますが、首を中心に左右を見回しても、Aピラーの死角はほとんど変化しません。視線の「向き」が変わっても、視点の「位置」が同じであれば死角が変化しないのです。そこで私はこういうときは頭を少し左右に「平行」に動かして、Aピラーの死角を解消するようにしています。

 このことを以前知り合いに話したら「まるでシャドーボクシングですね」と言われました。言い得て妙と感じます。

 右左折の時には、首を回して必要な方向の安全を確認し、さらに頭を並行移動させるため上体を起こすなどして死角をなくし、さらに自分の進行方向への注意はもちろんおろそかにしない、ということになります。

 

 この大変な作業を短時間に行うのですから、やはり自動車を安全に運転するのは大変な作業です。そして私自身は、もし「頭が左右に動かせなく」なったら、運転返上のよい潮時かな、と思っています

 

 引続きご安全にどうぞ。